不動産名義変更について説明しましょう。
正式な名称を「不動産の所有権移転登記申請」と言い、届け先は物件の所在地を管轄している法務局となります。
不動産名義変更は、簡単に言うと不動産の売買、相続、贈与、財産分与などにともない、不動産の現在の所有者の名義を新しい所有者の名義へと変更することを言います。
個人で申請することも可能ですが、用意する書類が多いため、司法書士に頼むことが多いようです。
実はどのケースにおいても不動産の所有者が変更になった場合に、そのまま元の所有者のままでいるケースが多いそうです。
しかし正確に不動産名義の変更をすることは大切です。
その理由は、手続きがされていないと、その不動産の所有権が認められず、自分の財産として法律的に認められなくなるからです。
中には相続税などを考え意図的に名義変更をされない場合もありますが、実際の所、相続人数に1000万をかけた物に5000万を足した物が非課税となるため、相続税がかかることはほとんどありません。
不動産は高額な資産です。
その大切な資産を守るため、あとの世代に正確に引きついでいくためにも、正しい所有者に不動産名義を変更していくことはとても大切です。